自律神経失調症に最も効く対策は食事で養生する事

shokuji

私がカウンセラーという職業上、身近な方、ブログ読者の方からもよく相談をもちかけられます。

どんな相談かというと、

「心療内科に行っているが、先生は薬を出すだけ。このままでは良くならないのでどこかいいところ知りませんか?」

というものです。

基本的に心療内科や精神科の先生は、しっかりと鑑別診断をして、お薬を出すのが仕事です。

全身状態をくまなく検索をし、間違った診断をしないこと、適切な薬物を選ぶことが大事なのです。

ですから、「お薬しか出さない・・」というのは、ある意味当たり前なんですよね・・。

確かに、マンパワーがあるところでは、カウンセリングを行うこともあるし、それを重視している先生もいらっしゃるでしょう。

カウンセラー・臨床心理士・心理技術者は、医療の現場においては医師の指示の下でしか動けません。

主治医が指示しない限り、カウンセリングはできないのです。

また、医師も必要だと思われる患者さんに対してカウンセリングを処方するでしょうけれど、たくさんいる患者さんすべてにそのような対応はできません。

カウンセリングは3分診療のようにはいかないからです。

期間が長期にわたることが多いですし、一度お話するのにも一時間弱はかかります。

本当に見込みがある方でなければ、先生がカウンセリングのオーダーをすることは少ないでしょう。

カウンセリング男性

ですが、だからといって

「じゃあ、そのまま受動的に治療を受け続けるだけでいいのか?」というとそうではありません。

私たち個人でできることはたくさんあります。

私たちの領域では、「自分でできることをやる」これをセルフケアと言っています。

セルフケアができるということは、治ろうとする自己治癒力を最大限に働かせることができることと同じです。

受動的でなく、能動的・主体的に、積極的に自分の治療に関与しようとすることで、さらに良くなることができるのです。

セルフケアの方法はたくさんあります。

例えば、毎日の生活習慣を変えること、自分の生活の仕方や考え方を見直すこと、考え方のクセを知り修正すること、ストレス対処法を見直すこと、プライベートと仕事のバランスを整えること、身体の調子のメンテナンスをすること・・・。

今日はその中でも一番身近なこと、食事に注目したいと思います。

ビタミン

あなたは「心身一如」という言葉を聞いたことがありますか?

この言葉は、東洋医学的な考え方です。

心と体は繋がっていて、お互いに影響し合うものだという考え方です。

自律神経失調症や心身症などは、心の問題が身体的な症状として現れているため、まさにこの考え方と合致する症状なんですね。

西洋医学的な視点では、心と体は別のものである(心身二元論)という考え方が根強くあって、そのために身体の治療と心の治療は切り離されていることが多いです。

しかし、東洋医学的な考え方を基本にすると、身体を改善すれば心も調子が良くなる、心の調子を整えれば身体の調子も良くなる、ということになります。

ですから、食事をとるという行為から、心身状態を改善することができるというのが、東洋医学的な思想での「食養生」と言えます。

まず、私たちの身体について、東洋医学的な視点でひも解いていきましょう。

5臓6腑とは

本の章

東洋医学において、内臓のことを臓腑(ぞうふ)と総称します。

そして私たちの身体を構成する臓器は、5つの「臓」と6つの「腑」に分けられます。

臓とはふくろ状になっていて、それぞれが体の機能維持に必要な活動を行っています。

腑は、食べ物を消化・吸収することを助ける働きをし、食べ物の通り道だと言われます。

臓は、「心」・「肺」・「脾」・「肝」・「腎」 の5つ

腑は、「胆」・「胃」・「小腸」・「大腸」・「膀胱」・「三焦」 の6つ

これら5臓6腑は以下のような対応関係・ペアになっており、一方が他方へ強く影響を及ぼし合う関係になっています。

肝⇔胆、脾⇔胃、心⇔小腸、肺⇔大腸、腎⇔膀胱、心包⇔三焦

例えば「肺」の病気がある方が大腸での不具合「便秘」をすると、その肺の病気も悪化してしまう、風邪を引いた時にお腹を下してしまう、といった具合です。

その不具合のことを「変調」と呼びます。

腎(腎臓)と膀胱は、イメージしやすいのですが、「心」と「小腸」は意外な組み合わせに感じますね。

五行説

図書館の書架

東洋医学では、「五行説」という中国で生まれた考え方に基づいて、病気を理解したり、治療方針について決定していきます。

その五行とは「木」・「火」・「土」・「金」・「水」であり、それぞれ5臓の性質を5行に当てはめて考えることができます。

木:樹木のイメージ。木が成長していくように、上方へ、外方へと伸びていく性質。季節は春。五臓は肝。

火:燃えさかる火のイメージ。物を温める性質。季節は夏。五臓は心。

土:大地のイメージ。大地に種子をまき、収穫させることから物事を生み、変化をさせる性質を指す。季節は長夏。五臓は脾。

金:金属のイメージ。堅牢で冷たく、収斂する性質がある。季節は秋。五臓は肺。

水:泉から湧き出る水のイメージ。生命の源であり、下方向に流れ下る性質を持つ。季節は冬。五臓は腎。

引用:佐藤弘・吉川信 2014 いちばんわかりやすい東洋医学の基本講座 成美堂出版

そして、この5行説の考え方では、季節、食べ物などのあらゆるものを5つに分類しています。

その分類を確認しながら、五行相生説や五行相克説を基にして、どこに焦点を絞って治療・養生を行えばよいかがわかるようになっています。

スライド1

 

食物の持つ性質。語性と五味

薬草

また、語性(ごせい)と語味(ごみ)という概念から、食べ物の性質を理解し、活用することができます。

語性とは、5つに分類されています。

「寒」・「涼」・「平」・「温」・「熱」の5つです。

この5つは、身体を温めたり冷やしたりして、身体を調整します。

寒(かん):体を強く冷やす。利尿作用。

涼(りょう):体を冷やす。鎮静作用。

のぼせやほてりの時・血熱や熱邪の時・クールダウンの作用

平(へい):どちらでもない

温(おん):体を温める。身体を活性化する。

熱(ねつ):身体を強く温める作用がある。発汗作用や興奮することがある。

体が冷えている時・気虚や血虚で使用。気や血のめぐりが良くなって体調改善する。

語味とは、食べ物の味に関係しています。

それぞれの味は、身体へ様々な作用をもたらします。

対応する五臓へ特に作用するといわれています。

辛(しん):肺と関係。停滞する気や血の流れを改善する。

酸(さん):肝と関係。汗や尿、鼻水などそとへ漏れ出す時に。引き締め作用がある。

甘(かん):脾と関係。血を補う・緊張緩和。鎮痛。

苦(く):心と関係。デトックス作用。熱を下げる、むくみの解消など。

鹹(かん):腎と関係。固いものを柔らかくする。デトックス。便秘などに。

身体の状態に合わせて、語性の特徴を持つ食べ物、五味の特徴を持つ食べ物を食することにより体調が改善されていくと言われています。

そのような食生活の仕方で、体質改善や病気の予防を行うことを食養生といいます。

一番簡単な食養生の方法は、住んでいる地域でとれる食物を食べることだと言われています。

その地域でとれる旬の食物、例えば沖縄は日差しが暑いですから、身体を冷やすことが必要になります。

その時に現地でとれたきゅうりやバナナ、スイカなどを食べるといいわけです。

それでは、身体を冷やす食べ物と温める食べものを挙げていきます。

熱の性質の食べ物:唐辛子、ニンニク、コショウ

温の性質の食べ物:ショウガ、シソ、ニラ、黒糖

身体を冷やす食べ物

涼の性質の食べ物:豆腐、緑茶、ナス、セロリ、小松菜

寒の性質の食べ物:きゅうり、バナナ、もやし、スイカ、キウイ

五味の性質より

鼻水、汗、出血、下痢などの時:引き締め作用のある酸の食べ物をとるといい

→トマト、イチゴ、りんご、アボガド、グレープフルーツ

便秘やむくみを改善したい時:デトックス作用のある苦の食べ物をとるといい

→ゴーヤー、コーヒーや緑茶、紅茶

筋肉の緊張をとりたい時、鎮痛したい時:血を補い、緊張緩和する甘をとるといい

→サケ、卵、ニンジン、マグロ、砂糖、大豆

かぜのひきはじめに:気や血の停滞を改善する辛の食物をとるといい

→シソ、大根、ニンニク、タマネギ、ショウガ、パクチー

便秘や肩こりの時に:固まっているものをやわらかくし、おろす作用のある鹹(塩辛い)の食べ物をとるといい

→イカ、昆布、塩、アサリ、エビ

それでは、以下で一日の食養生の一例を上げてみます。

【風邪の予防をしたい!風邪のひきはじめに・・】

小学生と看護師

五行の考え方でいうと、肺を強くする必要があります。

そして、肺は大腸と関係が強い(五臓六腑の対応関係)ですから、大腸のケアも大切になります。

五行色体表による分類では、肺や大腸が変調したときには、稲・馬肉・ネギ・桃を摂ると良いとのこと。

また、五行相生説の考え方からは、脾を強化すると「肺」が強くなると言います。

ですので、粟・牛肉・ナツメ・アオイ を摂ると良い。

(馬肉やアオイ、粟 はあまり日常では使わないですよね)

取り入れやすいものとしては、しっかりとご飯を食べること、牛肉料理を取り入れること、食後の果物は桃が良いでしょうか。

鼻水の症状を軽くするために、酸の食べ物である「リンゴ、イチゴ、グレープフルーツ」を朝食と一緒に。

気や血の停滞を改善するために、辛の食べ物である「シソ、ダイコン、ニンニク、タマネギ、ショウガ、パクチー」を食事と一緒に。

外気で冷えた身体を温めるために:熱の性質の食べ物である「唐辛子、ニンニク、コショウ」、温の性質の食べ物である「ショウガ、シソ、ニラ、黒糖」を取り入れる。

レシピ

昼食の一品

パクチーと大根のサラダ

中華風にアレンジすると美味しく召し上がれるパクチー。

大根は1/2本、パクチーは一束使用します。

大根を千切りにし、パクチーは柔らかい部分だけを使用。

大根は水にさらし、水切りをします。

きざみニンニク 1かけ

ポン酢 大さじ3杯

ラー油 少量

塩 少々

を混ぜ合わせドレッシングにする。

 

夕食の一品

ネギとおろすポン酢牛丼

牛肉スライス200〜300グラム

玉葱 1/2個

麺つゆ 表示の通り。煮物を作る要領

玉葱スライス、牛肉を 適量の麺つゆ+水で煮込みます。

その後、お好みで小口切りにしたネギ、おろした大根、ポン酢少量を着け合わせます。

料理のIQは平均下あたりの私なので(苦笑)、レシピはまだまだですが、五行説の考え方を取り入れて食養生を充実させていきたいと思います。

 

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