プレゼンや朝礼などの発表場面でひどくなる吃音

hanasi

吃音で困っている方、吃音症と診断された方が社会生活でもっとも苦労されているのは、人前で話すということでしょう。

吃音は、1人でいる時、独り言を言っているとき、また歌を歌っているときにはどもらないことが知られています。

つまり、誰か他者を相手にして話をするとき、会話をする時に、症状が出てくる訳です。

ですから、吃音のある方が他者へ自分の考えや提案を伝えるプレゼンテーション、毎日の日課として同僚や部下、上司へ連絡などを伝える朝礼の場面で、吃音症状が出るのはよくあることです。

そして朝礼やプレゼンテーションは、「話す」という場面の中でも、仕事には必要不可欠なものであり、どもる事が問題に感じやすいと言えます。

今日は、なぜ朝礼やプレゼンテーションという場面で、吃音(どもり)がひどくなりやすいのか?

考えていきたいと思います。

吃音がプレゼンや朝礼でひどくなる理由とは?

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吃音(どもり)とは、どんなものなのでしょう?

吃音は、言葉を流暢に話せずに詰まったり、伸ばしたり、言葉が出なかったりする症状の事を言います。

特にそれは、対人の場面で起きやすく、1人でいるときや、一方通行に歌を歌っている時にはあまり起きないという特徴があります。

従って、吃音は対人関係の問題を背景に抱えているといえます。

吃音治療においては、言葉をゆっくり話す、苦手な言葉をあえて発するといったトレーニングが知られています。

しかしながら、対人関係の問題を抱えていますので、その表面的なところだけに焦点をあててもなかなか改善していきません。

吃音は氷山に例えることができます。

氷山は、見えている部分もとても大きいかもしれませんが、氷山の下の方、海に覆われた部分、見えない部分はもっと大きく、広がっています。

これと同じく、吃音の症状は大きな問題のように感じられるはずですが、それはあくまでも氷山の一角であり、その背景にあるのは対人関係の問題、心理的な問題があります。

吃音の克服においては、その部分に光を当ててやることがとても大切になってきます。

さて、それでは朝礼やプレゼンテーションと、対人関係との間はどのような関係になっているでしょうか。

もう察しがついているかもしれませんが、朝礼やプレゼンテーションは、相手がいるという点が共通しています。

1人で朝礼やプレゼンテーションの練習をしていても、ちっともどもりませんよね。

しかし聴衆がいるとそれだけで緊張が走り、どもりが出やすくなってしまいます。

対人関係の問題と言ったのは、朝礼やプレゼンを行う際に吃音者は、自分がどもってしまうことで「相手にどう見られているか」心配しているのです。

自分に対する評価、どう見られているのか、そういう点にとても敏感になっているわけです。

つまり、朝礼やプレゼンテーションで吃音がひどくなるというのは、相手にどう見られてしまうのか?変に思われはしないか、ということにとても不安を感じている状態だと言えます。

反対に、朝礼やプレゼンテーションをしても吃音症状があまり出ないケースというのは、相手にどう思われるかということにあまり関心が高くない状態であると言えるでしょう(このようなケースは非常に少ない)。

症状がひどくなる場合というのは、こういった心理的な変化が背景にあることがとても多いです。

以上から、それでは朝礼やプレゼン、発表の場面での吃音(どもり)がひどくなってしまう理由がわかったと思います。

では次に、この吃音(どもり)の症状はどうすれば改善するのか?ということに話を移していきましょう。

吃音はどうすれば改善するか?

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自分は吃音症だろうか?と思われた方は、まずきちんとした診断を受ける事が最初のステップになります。

診断を受ける必要がある人は、吃音(どもり)の症状の程度によらず、日常生活に支障を感じている人です。

吃音(どもり)は、症状の程度も個人差があり様々ですが、それによる困り度は比例していません。

症状が軽いけれどとても悩んでいる人もいれば、症状が重いけれどあまり苦痛に感じていない人もいるわけです。

ですから、症状の重さに関わらず、困り度、悩み度、生活の支障度を目安にして病院受診をされるといいのかなと思います。

病院受診を経て、「僕は吃音症だ」とわかったならば、そのまま病院で治療を・・という流れになるかもしれませんが、ここで注意が必要になります。

病院、特に精神科や心療内科での治療は多くの場合、吃音に伴う不安や抑うつ症状に対して薬物での治療を行うところが多いでしょう。

しかし、これは対症療法であって、根本的な治療、吃音の克服にはならないわけです。

例えばそこに、心理士が勤務していて、「リラクセーション」や「認知行動療法」などのより実践的な治療を行うことができれば、尚良いでしょう。

または、言語聴覚士がいる病院であれば、言語治療という形でトレーニングを行うことができます。

そこで・・

「心理士や言語聴覚士のいる病院にいけば、治るんだ」

と考えるかもしれませんが、それは実はちょっと違います。

吃音に焦点を絞ること、つまり氷山の見えている部分をターゲットにすることは、実は遠回りなのです

吃音を治そう、治そうとすればするほど、吃音に注意が向いていきます。

それは、吃音症状の改善にとって逆効果です。

そして、吃音を克服する為には、前提として「受け身の姿勢」であってはいけません

「行けば治る」

「治してもらう」

という構え方でいると、治るものも治らないです。

まず大切になってくるのは、吃音を改善できるのは自分だけである、という認識を持つ事で、そこから始めるべきです。

この思考の悪い所は、「病院へ行ったけど治らなかった」「治してもらえなかった」となり、「相手が悪い」という思考になりがちです。

そういうと、お金を払って病院に治しにもらいにきているのに何がいけないのか?と思われるかもしれません。

何かいけないかというと、心理的な問題は自分自身の心理面、行動面が変化することによって改善するのですが、受け身で居ると変化する事はできません

病院にいって治療を受けていても、治してもらうのではなく、自分で自ら変えようと努力し、責任を自分に課すことで、自分自身が変化していくことができるわけです。

他力本願で動いていると、いつまでたっても自分自身が変化していきません。

吃音症は、対人関係や心理的な問題を抱えていると先に話しました。

吃音を克服することは、自分の心身を自ら変化させることによって得られるのです。

まずはその前提について、しっかりと理解していただけるといいなと思います。

次に、実際に克服するためにどうしていくかですが、

一つは吃音症について知ることです。

あなたにとって、あなたの吃音はどういった時に、どんな場面で、どのような症状が出るのかを、メモしていきましょう。

そして、自分自身が抱えている心理的問題が何なのかを突き止めていきましょう。

  • 自分に対する自信がないのかもしれません。
  • 自尊心が低下しているのかもしれません。
  • 相手から嫌われてしまう事を恐れているのかもしれません。
  • 自分は孤独である、と何かしら決めつけてかかっているのかもしれません。

いろんな問題があるので描ききれませんが、このような心理的な問題を紐解いていき、それを改善する方法を考えましょう。

このとき、「吃音が治れば、自信は戻るよ」って思うかもしれませんが実はそうではありません。

自分に自信がないから、相手と話す時に緊張してしまい、吃音が出ているのかもしれないのです。

吃音さえ治れば、という思考をまずリセットしましょう

そこから、心理的な問題へ実際にどうアプローチをするかを考えていきます。

その順番をきちんと守っていれば、吃音は改善することができます。

吃音を改善する為に作成されたプログラムがあります。

こちらは当事者の方が制作し、実際に私もどのようなものか見てみました。

取り組む意欲があり、継続的に作業のできる方であれば、良い効果が現れそうだと感じます。

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