吃音症は精神科で診断される?DSM-5から定義を確認

kodomobyouki
昔から「どもり」という言葉があります。
「今、どもっちゃったね」
「どもってしまって、少し聞き取りにくかった」
など日常にその言葉は出てきます。
それでは、「どもり」と「吃音症」とは何が違うの?
吃音症とはどういうもの?
診断基準(定義)を用いながら、説明したいと思います。

吃音症の診断について

「どもり」は吃音と同義です。つまり、ことばの意味は同じです。
「吃り(どもり)」とあるように、「吃音(きつおん)」と読み方が違うだけと言えます。
どもりは、言葉の持つ意味合い・ニュアンスに、差別的なイメージがついてしまったと言います。
そのため、現在では「どもり」より「吃音」をよく使われるようになっています。
吃音症の診断は、「精神科」「心療内科」で行うことができます。
言葉の出にくさから、喉や声帯の病気かと考えて口腔外科などを受診するケースもありますが、「精神科」領域での診断治療となります。

小児発症流暢症(吃音)とは

 A.会話の正常な流暢性と時間的構成における困難、その人の年齢や言語技能に不相応で、長期間にわたって続き、以下の1つ(またはそれ以上)のことがしばしば明らかに起こることにより特徴づけられる。
(1)音声と音節の繰り返し
(2)子音と母音の音声の延長
(3)単語が途切れること(例:1つの単語の中での休止)
(4)聴き取れる、または無言状態での停止(発声を伴ったまたは伴わない会話の休止)
(5)遠回しの言い方(問題の言葉を避けて他の単語を使う)
(6)過剰な身体的緊張とともに発せられる言葉
(7)単音節の単語の反復(例:I-I-I-I see him)
B.その障害は、話すことの不安、または効果的なコミュニケーション、社会参加、学業的または職業的遂行能力の制限のどれか1つ、またはその複数の組み合わせを引き起こす。
C.症状の始まりは発達期早期である〈注:遅発性の症例は307.0(F98.5)成人期発症流暢症と診断される〉
D.その障害は、言語運動または感覚器の欠陥、神経損傷(例:脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷)に関連する非流暢性、またはほかの医学的疾患によるものではなく、他の精神疾患ではうまく説明されない。
以上が、精神疾患の分類と診断の手引きによる、説明です。
A.会話の正常な流暢性と時間的構成における困難、その人の年齢や言語技能に不相応で、長期間にわたって続き、以下の1つ(またはそれ以上)のことがしばしば明らかに起こることにより特徴づけられる。
 
(1)音声と音節の繰り返し
(2)子音と母音の音声の延長
(3)単語が途切れること(例:1つの単語の中での休止)
(4)聴き取れる、または無言状態での停止(発声を伴ったまたは伴わない会話の休止)
(5)遠回しの言い方(問題の言葉を避けて他の単語を使う)
(6)過剰な身体的緊張とともに発せられる言葉
(7)単音節の単語の反復(例:I-I-I-I see him)
とあります。
上記のような症状をただ持っているだけでは診断がつけられません。
長期にわたり、悩まされていること、症状が明確に見て取れることが前提条件として挙げられます。
つまり、診断基準のB
その障害は、話すことの不安、または効果的なコミュニケーション、社会参加、学業的または職業的遂行能力の制限のどれか1つ、またはその複数の組み合わせを引き起こす。
を満たしていることが必要になります。
そしてそれは、発達早期(C)に確認されていること、その他の病気や障害では説明がつかないこと(D)が条件となります。
吃音症は、上記条件を満たすことによって精神科や心療内科で診断をつけることができます。

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