パニック障害やうつ病に伴う体調不良には、首のコリを解消するといいらしい

kubikori

気分爽快!な人の様子を思い浮かべてください。

きっと、上を向いて、胸を張って、足取りも軽い・・。そんなイメージではないでしょうか。

一方、気分が落ち込んでいる、疲れている、体調が優れない人の様子はというと・・。

肩を落とし、首をもたげて、猫背になり、顔は下を向き、足取りが重たい感じを想像しますよね。

「肩を落とす」というと、がっかりした様子を表しますし

「首をすくめる」は、恐れ入ったり、困ったりしたことを表し

「首が回らない」とは、借金等でどうにもやりくりできないことを言います。

身体の様々な様子は、心情を表すこともしばしばあるんですよね。

さて、精神的に追いつめられてやりくりできないという様を「首が回らない」と表現するのは、まるで首の筋肉が固くなってその機能をなしえず、まさにどうにもならない状態と同じであると考えることができますね。

頭や顔を支えている首はそれほどまでに、日常生活で重要な身体部位であるといえるのではないでしょうか。

その「首」について、今日は「心の病気」との関連から考えてみます。

心の病気と首の関係

首凝り

まず、パニック障害や自律神経失調症の治療において、「首を治療する」という方法は、特に精神科領域の現場では出てこない方法です。

インターネット上では、どうでしょうか?ネットで検索してみると、カイロプラクティック、整体、鍼灸院などの領域で多く紹介されているように思います。

一般的に、心の病気に分類されるパニック障害や自律神経失調症は精神科・心療内科の標榜のある病院で治療されます。

精神科や心療内科の医師にかかることが大切な理由は、まず病気なのかどうかを確認すること(診断を付ける)が必要だからです。

診断を付けることのメリットは、根拠に基づいた適切な治療を受けることができるということがあげられます。

その診断はマニュアル化されていて、全国どこでも同じくその病名がつけられるようになっています(自律神経失調症は定義が曖昧ですが)。

それは、「この病気にはこれこれの治療法が最も効果がある」ということが分かるためです。

さらに、誤った対処をしない、誤診しないことも重要です。

動悸がする、呼吸苦がある、ということは心疾患による症状である可能性もあるわけです。

「心の病に違いない」と決めつけるのではなく、医学的に検査等をしっかり受けて、診断名を明確につけてもらうことが大切です。

そしてもう一つ大切なことは、医師が処方する薬物療法です。

色々な背景があると思いますが、薬物療法についてはちゃんとした手続きを踏んで、その効果が立証された上で国から使用が認可されています。

ですから、根拠がしっかりとあるお薬での治療がファーストチョイス(第一選択の治療法)になるわけです。

そして、心の病気にかかる薬物療法は、さじ加減が難しいといいます。

従って、経験を積んでいる医師が、患者さんに応じてお薬の種類を変えたり量を増減したりする作業を通して、その人にあった薬物療法を選んでいくことになります。

特にパニック障害は、生理的な変化、症状が辛いはずです。

これら症状を緩和する体験は、長く闘病していた患者さんの無力感に対応するために非常に重要なんですね。

というのは、「お薬を飲んで少し良くなった」という体験は自己効力感を高めてくれます

お薬の効果は慣れてしまうこともあるので、最初が一番効果が感じられるはずですが、その体験自体がとても大切なのです。

自己効力感とは、「自分はこの問題をうまく乗り越えることができそうだ」という感覚です。

この話でいえば、お薬を飲むことで、「死ぬかもしれない」という感覚が和らぎ、自分で自分の行動をコントロールできる感覚が戻ってきます。

たしかに西洋医学的な治療だけでは、症状をすべて消し去ることは難しいのかもしれませんが、即効性のある薬物療法のメリットとしては、このような効果があげられると思います。

しかしながら、ある程度の症状緩和はされるものの、根本的な解決を迎えるまでには至りません。

というのは、パニック障害や自律神経失調症における身体症状は、その一時的な症状緩和が継続して続くわけではないのです。

たとえば、パニック障害は、予期不安を抱えます。

予期不安とは、「もしかしたら、また症状が起きるかもしれない」「そのとき自分は死んでしまうかもしれない」という感覚です。

薬物で一時的にしのいだ症状は、心理療法によって根本的に治療が可能になると考えられます。

カウンセリング男性

さて、首の治療はどう位置づけられるでしょうか。

先日、首を治すことで全ての症状が解決するというお話をしました。

(詳しくはこちら→首を治療すれば克服できるのか?金本博明氏の「自律神経失調症・パニック障害改善プログラム」を購入してみての感想

別の視点から、首へのケアが大切だ!と謳っている著書を探してみました。

最近よくメディアに出演していらっしゃる整形外科医の山田朱織先生。

山田先生は、様々な著書で首コリまたは首の姿勢を良くすれば、様々な体調が良くなるとおっしゃっています。

首の姿勢の悪さと関係する症状が以下のように挙げられています。

 

慢性的な頭痛

目の奥の痛み

歯の痛み。歯ぎしり

顎の痛み

前胸部の張りや痛み

猫背

手の指先に力が入らない

朝起きた時、疲れが取れない

いびきで悩んでいる

めまいや立ちくらみに襲われる

プチうつのような症状

頭や顔などの首の上で起こる症状にも、胸や背中など首の下で起こる症状にも、倦怠感など全身で感じる症状にも、そしてプチうつといった心の病にも、首姿勢の悪さは影響を及ぼしているのです。

(引用:山田朱織 2013 首こりは3秒で治る! フォレスト出版)

とあります。

約5キロ程もする重い頭を支える首は、負担は非常に大きく、首こりを解消するためのケアは大切であると仰っていますが、それは確かに頷けますね。

2足歩行する人間は、首によってバランスを保っているわけですから。

山田先生は、著書の中で首の姿勢を治す方法をいくつか紹介していらっしゃいますが、金本氏が指摘するケアのポイントと重複するところがありました。

金本氏のプログラム、山田先生の首こりへのケアについて、両者を確認した私の個人的な見解は、「首へのケアは、身体的な症状に対して薬よりももっと強力な症状緩和能力を備えている可能性があるかもしれない」・・ということです。

その理由は、首へのケアをするには自分の意識を変えなくてはいけないからです。

お薬は、飲んで効果が出るのを待つという受動的な側面が大きいですが、姿勢を正す、ストレッチをする、枕を使用してケアをするという能動的な側面は、患者さんの自律を刺激し、自己効力感を高めてくれます

そして、治療しようという動機づけが高まります。

(これを内発的動機づけといいます。)

首へのケアは、動機づけが高くなる方法である

ボクササイズ女性

人が、何かを継続してやろうとするとき、動機づけが必要になります。

動機づけの方法には、何か行動をしたあとに、外から褒美を与えられることによって動機づけが高められること、「楽しい」「うれしい」といった自分の中から出てくる感情が褒美となって行動を続けられること、の2つがあります。

外からの動機づけは、症状がない時には全く意識されません(症状が出たら薬を飲む、の繰り返し)が、自己内部からの動機づけは、本人が関心をもって常に意識的に活動するようになりますので、症状についての気づきを得やすかったり、治療へのモチベーションも維持されやすく、改善への好循環が生まれやすいと言えます。

そのような方の多くは、薬だけに頼るよりも、良くなります。

「自分で治すんだ!」「良くするんだ!」という強い気持ちは、何よりも効果的なオクスリだと私は思います。

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