パニック障害を誘発する「疲労(疲れ)」と乳酸について理解を深めて毎日の過ごし方を考える

tukare

これまで普通に生活をしていたあなたが、突然症状が発現して、恐怖心でいっぱいになる毎日を過ごすことになった・・。

そんな時、なにか自分で工夫できることはないか?と探し始めます。

この記事にたどり着いたのも、サイトを探して、何か有益な情報はないだろうか?と思案してのことですよね?

今日は、日常生活を振り返っていただいて、パニックが生じやすい状況というのを考えていきたいと思っています。

パニック障害の誘因の一つに、疲労物質(といわれている)乳酸がたまると症状が誘発しやすいというデータがあります。

実は乳酸は、疲労の原因ではないと最近では言われてきています。

疲労すると出てくる物質という点で、乳酸は原因ではなくて、結果であると話す研究者がいます。

乳酸値はデータとしては有用でしょうが、必ずしも原因とはなりえない、ということです。

しかし、いずれにしても、「疲れがたまった状態」を表していることには変わらないので、「疲れるとパニックが起きやすい」と理解しておくといいかもしれませんね。

さて、その疲労についてを今日はひも解いていきたいと思っています。

疲労とは?

疲労女性

疲労については、明確な定義は見当たりません。

最近になって日本疲労学会が定義を明確にしてきたという話があります。

ある報告書からの定義を以下に引用します。

「疲労」とは、精神的あるいは肉体的負荷を連続して与えられたときに見られる一時的な身体的及び精神的パフォーマンスの低下現象と定義できる。

パフォーマンスの低下は、身体的及び精神的作業能力の質的あるいは量的な低下を意味する。

とあります。
自覚的な症状としては、頭重感、倦怠感、だるい、熱っぽい、横になりたがる、めまいがする、など様々な症状があります。

こういった症状があると、毎日を送るのに支障が出てきたりしますよね?

「疲労がなければ、毎日色々なことにチャレンジできるのに!」

「運動する時間ができるけどな」

など、考えるかもしれません。

ただ、疲労というのは、身体を守るための警告になると言われています

過労死に代表されますが、あまりに身体を酷使しすぎてしまうと、人は生命の危機にさらされます。

それを防ぐために、疲労を感じることは重要なのです。

ですから、サインとして重要なものなのです。

それによって、私たちは行動を制限したり、休養をとろうとしたりするわけです。

そして、最近になって慢性疲労という概念が医療に導入され、疲労が治療対象となりました。

その前まで、例えば病院に「疲れている」といっても病気が見つかることがなかったのです。(もちろん、疲労を伴う身体の病気が見つかる場合もあります)

病院の問診や検査ではわからなかったけれども、自覚的な疲労感に対しては何もすることがなかったのです。

慢性疲労という概念が世に出てきてからは、「抗疲労」ということも言われるようになりました。

抗疲労とは、疲労を減らすための方法論になります。

しかし、身体に警告を与える疲労を減らすなんて、大丈夫なの?と思われるかもしれませんね。

また、疲労感については主観的なものであるために問題提起がされていて、実際には身体的精神的に疲労しているにも関わらず、本人は「疲労している感じがしない」という状態です。

過労死はそのような状態に追い込まれた方ではないかなと思うわけですが、研究されている方々からすると、本人の主観だけでなく、生理学的な検査などで評価を実施して客観的なデータも一緒にみていく必要があると言われています。

以下に、日本疲労学会が提供している、疲労の自覚的な評価方法を提示します。

VAS

(VAS:日本疲労学会HPより)

パニック障害の皆さんの中には、症状に対する身体的心理的疲労が溜まっている状態にあるかもしれません。

ぜひ、自分の疲労状態について知っていてほしいと思います。

さて、疲労とパニックの関係であなたがもっとも関心があることは、恐らく先ほどの疲労感を減らすには(抗疲労)の方法だと思います。

抗疲労の方法

休む女性

抗疲労の方法としては、一つは休養が挙げられます。

先ほどお伝えしたように、疲労は警告なのですから、その警告に従って身体を休ませることが必要になってきます。

休養をとることで、身体的な疲労は回復されていきます

その際、後述するような食品による抗疲労物質を摂取することで、効果がさらに期待できます。

抗疲労効果については、現在様々な研究が進められてきているようですが、やはり手軽に対応できるのは食品による摂取であり、そのなかでは何が一番効果的か?ということだと思います。

疲労感を感じさせないようにする(自覚症状を減らす)だけでは、実際に起きている身体への変化へ対応することができません。

ですので、身体的な回復を指標にした研究結果をひとつご紹介したいと思います。

その研究は西谷ら(2009)の研究で、ラットや人を対象にした実験から、「イミダゾールジペプチド」という物質が抗疲労効果があることがわかってきました。

以下はまとめの引用です。

日常生活の作業負荷による疲労を軽減するには,バランスの良い食事による栄養補給とともに,作業負荷によって生じる酸化ストレス,細胞機能の低下を軽減する必要がある。

イミダゾールジペプチドは食品成分 23 種の中で最も顕著な抗疲労効果を示し,さらにその作用機序(抗酸化作用)が明確に捉えられていることから,今最も注目されている抗疲労成分である。

食肉中(特に鶏胸肉)に多く含まれていることから,通常の食事でも摂取することが可能であるが,近年イミダゾールジペプチドを高濃度で抽出する技術が確立され,このような抽出物を利用した抗疲労食品も開発されてい
る。
(西谷真人・宗清芳美・杉野友啓・梶本修身 2009 【総説】新規抗疲労成分:イミダゾールジペプチド 2009 日本補完代替医療学会雑誌 6巻3号 p123-129)

とあります。

以前テレビでも紹介されていた記憶がありますが、疲労に対しては鶏肉を食すといいようです。

特に鶏胸肉が良いそうですね。

日常生活でできる対処の一つとして、疲労回復のために普段の食事にとり肉料理を取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、イミダゾールジペプチドが高配合された飲み物も開発されてきているようです。

栄養ドリンクの「サイエンスワン」という商品。総合医科学研究所(総医研)と日本ハム中央研究所が共同開発し、総医研グループの日本予防医薬が商品化したとあります。

日常生活に気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか?

次に、精神疲労への対応についてです。

クマのできた男性

休養や食品等によって肉体的な疲労感は和らいだはずです。しかし、精神的な疲労はなかなか取れない・・、というのが通説ですよね。

精神的疲労については、ストレスの概念で考えると理解しやすいです。

ストレスには種類があります。

1.精神的なストレス

2.物理的なストレス

3.環境的なストレス

4.化学的なストレス

があげられます。

精神的なストレスとは、対人関係での軋轢や自分に対する評価や考え方がネガティブに陥った時に感じるものです。

これは、食品を摂ったり、休養するだけでは改善しません。

ですから、精神的疲労に対しては、カウンセリングや簡単なセルフケアの方法を習得しておき実践することが大切です。

最近では臨床心理学の方法論も多くネットなどで紹介されていますから、そちらを参考にしながらでも構いません。

対人ストレスにさらされたり、精神的疲労がとれない、という方に対して、今カウンセラーとしてのアドバイスは、ご自身の潜在意識にある考え方を見直すこと、です。
一つ例をあげてみます。

いつも明るく、周りに気を配っているC美さん。

職場でも、みんなから相談されるような存在です。ある時、社内でトラブルのあった同僚の間に挟まれてしまいました。

C美さんはどちらのことも大好きなので、2人の気持ちはそれぞれ理解できます。

あるとき、二人が言い合っている時に「あなたはどっちの味方なの?」と聞かれて、困ってしまいました。

C美さんは「本当はこう思うけど、でも・・」と堂々巡りをしていました。

そしてとうとう、「あなたはただ、いい顔したいだけでしょ」と二人から無視されてしまいます。

とばっちりを食ってしまったC美さんは、それに対して怒るどころか「私が悪いんだ」と考え、思い悩みます。

そして、体調を崩すことが多くなり、会社を休職することになりました。

 

「常に前向きで人当たりも良い」ような方でも、実際には自分に対して「条件付きの愛情」を植え付けている可能性があります。

上記のC美さんは、「周囲を不快にしない自分はOKだ」「周囲を楽しませる自分であればOKだ」という、潜在意識があるわけです(もちろんこれは、自分で意識はできません。過去を振り返り、自分の行動を振り返った時に気づくことができるものです)。

常に周囲の人を意識し、自分を後回しにする人なのだと思います。

そうすることで、他人の発言に振り回されたり、一喜一憂してしまうのです。

そして出すべき感情も抑制して、心の中に溜まった怒りや戸惑いの感情は、体調不調という形で現れます。

もし、「私はそのままの私でOKだ」と思っているのであれば、自分の状況にや気持ちの状態に合わせて発言したり、依頼を断ったりできるはずです。

そして、嫌われたり、無視をされたりしても、そこまで落ち込まずに精神的な疲労は起こりにくくなるはずです。

「あれは、あの二人の問題だから」と割り切ることもできるはずなのです。

このような形で、潜在意識下にある自分の自分に対する考え方、価値観を知ることはとても大切

簡単な方法は、カウンセラーにお話することです。

それができない状況であれば、瞑想も良いでしょう。

自然に浮かんでくる考えに意識を向けてみることです。

精神的疲労の回復のために、まず自分の潜在意識を振り返る時間を作りましょう。

まとめ

足浴(温泉)

今日は、パニックを誘発するという疲労についてお話ししました。

身体的疲労には、休養と、効果的に軽減するために鶏むね肉を摂取すること。

精神的疲労には、カウンセリングなどを活用して、自分の潜在意識を知り必要な時には修正を図ること。

医療にかかる時間がとれないといったことがあれば、サプリメントなどを活用する事もお勧めします。

関連記事はこちら→セロトニンの不足を補うサプリメントはコレ!

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