パニック障害の不安発作があって仕事やバイトを続けられない。そんな方のための完治に向けた対処法の第1歩。

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パニック障害は10代という比較的若い年齢から30代頃までが多いといわれ、その他様々な年齢相で発症する可能性がある病気です。

10代というと、学生さんが多いかもしれません。高校生や大学生が多くを占めるでしょうか。

そして青年期前期あたりから、自律的に色々と自分のことをやらなくてはいけない年代です。

高校生や大学生となると、学生生活をしながら、部活動やアルバイトをしながら学業を両立させている頑張り屋さんも多いことでしょう。

そして、20代になると、フレッシュマンとして仕事を始めた方、社会人としては新人が多いはずです。

まだまだ仕事としては若手ですね。

そしてそのころ、パニック障害が発症するケースは多いため、

「せっかく仕事やバイトに慣れ始めてきたのに、行けなくなった」

「好きな仕事だったのに辞めざるをえなくなった」

、、という方もいらっしゃいます。

今日は、仕事をしている人がパニック障害になった場合、どのような問題が生じるか?そしてその対処についてを考えていきたいと思います。

1.仕事をしている人がパニック障害になったら

春は、こどもから大人まで環境の変化が生じやすく、それに徐々に慣れなくてはいけない時期です。

そしてまだ社会人としては新人で、ベテランになっていない方々は、たくさんのプレッシャーを感じているはずです。

たとえば、

  • 仕事に慣れる
  • 人に慣れる
  • 学生時代とは変わった生活リズムに慣れる
  • 一人暮らしの環境に慣れる
  • 知らないことを教えてもらうということに慣れる
  • 他人から叱られることに慣れる
  • 期待されたことに答えなくてはいけないという自分のプレッシャーに慣れる
  • 断ることに慣れる
  • 同僚や先輩と競争することに慣れる
  • 失敗することに慣れる

あげればきりがありませんね。

パニック障害に限ったわけではありませんが、このように多くのプレッシャーを抱えながらお仕事をしなくてはならないわけです。

このようなプレッシャーに打ち勝つ努力をしながら、パニック障害が誘因されないようにしなくてはいけない、つまり、パニック障害が仕事に与える影響を極力減らしていきたいと考えるわけです。

まず、パニック障害が仕事に与える影響を考えてみます。

  • 家から出られなくなり、職場にいけない
  • 電車やバスに乗れず、職場にたどり着けない
  • 人前に出るのが怖くなり、会議や業務が滞る
  • 人ごみに入れなくなるため、会社主催のパーティや朝礼に出ることができない
  • 不安が強くなり、また症状が起こるんじゃないかと恐れ、気持ちを消耗し、仕事に集中ができない
  • 夜間の予期不安や不安発作のために昼間、仕事に集中できなくなる

といったことがあげられます。

これらのことは、背景(症状)と結果(仕事の支障)となります。

仕事を続けていくためには、この背景になる部分をさらに詳しく分析してみていく必要があります。

2.パニック障害の症状を複雑にしているのは何か?

症状を複雑にしているのは何か?考えてみたいと思います。

一つは、職場の人から理解をされないことがあげられます。

会社の人達は、パニック障害を経験していません。

医療者も、それを経験していません。

ですから、たとえ知識として知っていたとしても、パニック障害のある方と同じ気持ちを理解することは困難です。

「意志が弱いところがある」から「気をしっかりもつこと」が推奨され、なんとか休職を切り上げ、職場に戻るように勧められます

自分なりに「まだ無理だ」と感じていて、「まだもう少し」と話し続けていると「さぼりたがっているのでは」と疑惑をもたれます。

こういった無理解が起こりがちです。

私たちは基本的には真面目で勤勉だと思います。

ですから、「自分のなまけである」「意志が弱いからだ」と考えて、我慢して周囲に合わせようとしがちです。

そして、最終的には自己流で対処しようとなさいます。

頑張る(画像)

これは、特に人に相談するという経験が少ない若手のうちが多いと推察します。

その「自分なりに頑張る」「努力する」気持ちは素晴らしいのですが、自己流での対処のために、症状が長引いたり、複雑になり、こじらせる要因ともなりえます。

ですから、まずは頑張らないでみようと自分で決心することが大切です。

「誰かに頼ってみる」

「意志が弱いと言われてもいい」

そういった気持ち、開き直る感覚でも構いませんから、頑張らないことを決断することが大切です。

パニック障害が落ち着いてから、また立て直せばいいのです。

二つ目は、診断・無治療のままでいることがあげられます。

パニック障害の症状を持つ方は、身体症状から病院受診をします。

「動悸がして、息が苦しい」「クラクラめまいがしている」「体に電流が走った感じがした」など、様々な身体感覚異常があり、時には救急車を呼ぶこともあるでしょう。

しかしながら、検査や診察の結果からは「異常なし」と判断されるわけです。

そういったことが何度か続くと、「自分の思い過ごし」とか「ストレスがたまっていたんだ」「疲労があったからだ」と解釈され、病気そのものを理解しないまま過ごすことになります。

その際に、医療者が「心療内科などへ紹介しましょう」と提案してくださるといいのですが、そうしてくれる親切な医療機関は多くは有りません。

患者さんたちはそのまま野放しになってしまい、途方にくれることが多いのです。

そして、それでも時々襲ってくるパニック発作や予期不安によって生活に支障は生じてきます

私たちが「治療法はみつからないけど、困っている」時には、恐らく自己流での対処法を検討することでしょう。

自己流の対処法とは、例えば儀式的な行動やアルコール、薬物に頼る、といったことです。

儀式的な行動とは、例えば、いつもの交差点近くに来ると動悸がひどくなると感じているA子さんの場合。

 

A子さんは何度も交差点に差し掛かった車の中で動悸を経験していました。

しかし、その手前の交差点で深呼吸を5回することで、動悸をしない経験をしたのです。

それからA子さんは手前の交差点では毎回、5回深呼吸するために、車を横に停めます。

そうして、不安感を解消してきました。

それは、会社に遅刻しそうであっても、友人との待ち合わせに遅れそうであっても必ず実践されていました。

そのうち、毎日そこの交差点を通らなければ、会社に行けないという状況になり、柔軟に仕事をこなすことができなくなっていきました。

 

人とドア(画像)

B夫さんは、パニック発作を抑えるのに、お酒を飲むといいということに気が付きました。

アルコールが体に入っている間はパニック発作の症状は認められませんでした。

最初は週末や夜に飲んでいましたが、昼間の仕事の時の発作を止めるため、朝、昼、晩にアルコールを飲むようになっていきました。

毎日毎日お酒が抜けない状態で仕事を続けていました。

ある日、お客様から「従業員がお酒臭い」とクレームが入ったため、上司に呼ばれ事情を聞かれることになりました。

この時にはすでに、アルコールが無いと精神的に落ち着かない状態であり、アルコール離脱症状を起こしている状態でした。

このように、自己流の対処法は、その場しのぎとしては良いものでも、積み重なると困った二次的な症状を引き起こします

3つ目、症状を複雑にしている原因は、3つの回避行動です。

患者さんたちはパニック発作を避けようとして、自己流の回避方法を身に着けていきます。

一つ目の回避行動は、広場恐怖のある方が人前に出るのを極力避けようとすることです。

そして、それが近所の範囲に収まることもあれば、自宅の周辺、または自室にこもりきりになることもあります。

不安発作を起きないようにと、日常生活の生活圏を縮めていきます。

縮めた生活圏は、その中にいれば安心であることが多いですが、ひとたびそこで発作が起きた場合には、にっちもさっちもいかない状況になります。

「自分で自分の首を絞める」ような状態になるわけです。

そして2つ目の回避行動は、予期不安から自分を守るために行う行動です。

狭まった生活圏の中ではなんとか安全を保てていたが、そこから一歩出てしまうと「もしかすると、症状が起こるかもしれない」といって、そうならないようにあらゆることが試されます。

先ほどのアルコールや儀式的行動もその一つです。

それによって、余計な時間がかかったり、できないことが増えたりしていきます。

3つ目の回避行動は、体調に過敏の反応することです。健康な人であれば色々なお誘いを受ける時には「時間の都合」が合えば参加するでしょう。

しかし、パニック発作を持っている方は、不安が強くあるので、新しい環境へ行くのを極端に嫌がります。

親しい関係においても、「体調が悪くなるのが怖いので」といって、お誘いを断るわけです。

これら3つの回避行動によって、一時的には不安や発作は対処できますが、対人関係上のこじれや、融通の利かなさが全面に出てきてしまいます。

そして、上記のことは、周囲の人間がパニック発作を持つ人を理解できなくなる要因にもなっていきます

「自分勝手である」「自己都合すぎる」「融通がきかない」「さぼりたいだけ」などというゆがんだ理解をされ、お互いの信頼関係にひびが入ってしまうのです。

家庭生活ももちろんですが、職場の人間関係で最も大切なのは、お互いの信頼関係です。一つの方向に向かってみんなで協力して成し遂げていくのが仕事です。

信頼関係がなければ、協力関係もうまく築くことができないでしょう。

じゃあ、どうすればいいの?と思われていると思いますが、やるべきことは2つあります。

会社のキーになる人に相談をする

 

キーになる人、というのは、自分の仕事内容を理解していて、守秘義務も守ってくれるような信頼のおける人です。

そして、できれば、それが直属の上司であればよいです。

そういう方に、自分が困っていることを伝えます。

伝えると「辞めさせられるかもしれない」と思うかもしれません。

しかし多くの場合、これまで仕事をきちんとこなしていれば、きちんと話を聞いてくれるものです。

このまま、上記のような誤解をされてから相談するのと、早めに相談するのとでは、相手の受ける印象が違います。

早目に相談することをお勧めします。

 

3.心療内科や精神科を受診する

医師(画像)

身体科では診断がつかなかったのであれば、精神科や心療内科でこれまでの経過をお伝えして、診断をつけてもらいます。

そうして、診断書を発行してもらって、職場へ提出します。

そして、医師と相談しながら、治療方針について検討し、仕事を休む必要があるのか、継続して通院治療で大丈夫なのか、いつごろ復帰できる見込みかなどを話し合っていきます。

上記をうまく実施すれば、職場内であなたの信頼を損ねることはありません

治る病気ですから、うまくいけばきちんと復職できると考えます。

「こじらせないこと」がとても大切です。

4.心理療法を取り入れる

カウンセリング男性

診断をうけ、診断書を発行し職場に提出したのならば、今度は治療に専念しましょう。

投薬治療・休養を通して、パニック発作は落ち着きをみせるはずです。

一方、ご自身が抱える「広場恐怖」(外出が恐い、電車に乗れない、職場に行けない)にも気付かれることでしょう。

多くの場合、「また発作が起きたらどうしよう」という予期不安によって自由のきかない生活になっていることに気付かれるはずです。

そのときには薬物療法だけでは改善するのは困難です。

時間はかかりますが、薬物療法のみよりも心理療法を取り入れた方が予後が良いことは分かっています。

ぜひ、その医療機関に在籍する心理療法士/カウンセラー、または近隣の信頼できる心理療法士/カウンセラーに、心理療法の手法を用いて症状改善のお手伝いをお願いする事をお勧めします。

最後に、不安症状からも発作が誘発されてしまいますので、それらの症状に対して精神科医師が積極的に治療に活用しているサプリメントがあります。

非常時にはぜひ、活用されてみてください。

参考の記事はこちら→オススメ商品の一覧 

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