首を治療すれば克服できるのか?金本博明氏の「自律神経失調症・パニック障害改善プログラム」を購入してみての感想

kubikori

パニック障害もうつ病による症状も自律神経失調症も自律神経を整えることで改善する

社畜(画像)

これまで、自律神経が乱れることで、心身の不調が生じてくることはいくつかの記事でご紹介をしました。

パニック障害もうつ病も自律神経失調症もみな、自律神経の乱れが原因で、日常生活に支障が起きています。

自律神経症状さえ対処できれば、困っている症状はほぼうまく行きます。(ただし、心理的な問題はその次に対応することになります。)

自律神経は解剖学的にも理解が進み、視床下部で指令で出ていること、中枢系から末梢系にいたるまで各臓器へ神経は張り巡らされています。

そして、交感神経によって活動性が維持され、副交感神経によって身体の休息が促進されます。

起きて活動している時は交感神経が働き、夜眠る時間になると副交感神経が働くことで、効率的に身体が機能しているんです。

人体ってよくできてる!って思いますよね。

あなたも不眠で悩まれたことはあるのではないでしょうか。

自律神経の乱れで一番わかりやすいのは不眠です。

ストレスを感じると、多くは不眠(時に過眠もあります)を訴えます。

  • 「家族のことをいろいろと考えて眠れなくなっている」
  • 「家の借金のことで頭がいっぱい」
  • 「彼氏に振られてしまった・・」
  • 「仕事で抱えているプロジェクトが大きくて常に安心して眠れない」
  • 「医師からがんかもしれないと言われ、その結果が出るまで眠れない日々だった」

などなど、個人によって様々な悩みがあります。

それらの心理的圧迫が影響して、身体症状に発展していくわけです。

心の問題が、身体症状に発展するのはなぜでしょう?

ストレスを感じたとき、視床下部はそのストレスに敏感に反応します。

その結果として、ホルモンのバランスや自律神経のバランスなどが崩れるのです。

ストレスによって生じた心身の変化を戻そうとする働きが、自律神経やホルモンの役割であるし、視床下部によってそれらはコントロールされているので大きな影響を受けてしまうのです。

上記のような理由によって、自律神経は、ストレスが多い現代社会では鍛えたり、ケアをしていく必要が出てくるわけなのですね。

さて、その自律神経なのですが、外部からコントロールする方法がもしあれば、ぜひ実践してみたい!と思いますよね。

良い方法はあるのでしょうか。

自律神経を整える良い方法には何があるのか

自転車(画像)

自律神経を整える方法には何があるのか?私自身、カウンセリング業務のなかでそのような困りごとを持つ患者さんがいらっしゃるので、アドバイスをしたり、実際に支援をします。

それらについて再考していきます。

自律訓練法:自律訓練は、自律神経のバランスを整える良い方法です。

医療現場でも多く活用されている治療法だといえます。

この方法のメリットは、とりかかりやすく簡単なことです。

実践していて私が「いいな」と思うのは、やっていると患者さんが身体のサインに気づきやすくなるのです

しかし、「症状」が強く出ている方にはあまり高い効果が認められなかったり、一人では段階的に取り組みづらいことから、非効率的になってしまったりします。

さらに専門家とともに実践するなら良いですが、個人的に取り組もうとすると「継続性」という点で難しいところがあります。

というのは、本人が主体的能動的に自律訓練をやらなくてはいけないし、圧倒的な効果をすぐに感じるのが難しいために、動機づけが低下してしまうことがあります。

バイオフィードバック法:医療機関で実施されることが多い。

機械などで生理的変化を捉えることができなければ不可能ですし、手間がかかります。

有酸素運動をする:副交感神経を高めるために、持続的な運動が良いと言われます。

これは運動後には副交感神経が優位に働くため、常に交感神経優位になって緊張していたものが和らぐのだといいます。

こちらも手軽に取り組める内容ですが、やはり「継続性」に難があります。

上記①や③は、よくカウンセリングでで対応している時に患者さんへおすすめしている内容です。

②は機材等が整っており、バイオフィードバックに精通した医療者がいて初めて可能な治療法です。

ただ、それだけで体調がすっきり改善するということは難しいことが多いです。

実は私自身、以前より緊張性頭痛を患っていて、「緊張を和らげる方法」を常に探していました。

緊張性頭痛は心身症の可能性も指摘されています。

個人的なことですが、私の場合頚部の器質的な問題もありましたが、デスクワークが続く、緊張する場面が続く、長時間の運転が続くと、頭痛が発生しているようでした。

緊張しやすい体質なので、緊張する場面が続くと、体調に出てくるようです。

私の場合、いますぐ「心理的問題についてどうにかしたい」というよりも、「身体症状をまず和らげたい」と思っていました

今まさに困っていることは、「頭痛」であって、「背景の心理的問題」ではないからです。

もちろん、のちのち背景の心理的問題へ取り組むことになりますが、それは生活上の安全、安定が得られて初めてできることです。

これを読んでくださっているあなたも同じだと思います。

カウンセラーや医師に、心理的問題について取り組むように言われても、「まずは生活しなきゃ」「仕事しなきゃ」「痛みをとらなきゃ」と思っているはずです。いかがですか。

それを踏まえて、より効果的な方法は無いだろうか?・・と探し求めました。

もちろん、自律訓練も実施しました。

非常に深く、リラックスできた時には身体の緊張がほぐれ、頭痛が和らいだ時はすごくうれしいです。

しかし、毎回同様な効果を得るのは難しく、処方していただいていたお薬に頼ることが多かったです。

金本博明氏の「自律神経失調症・パニック障害改善プログラム」は本物か?

西の浜(画像)

 

インターネット上で偶然見つけた上記プログラムは、実に「本当かな・・?」と思わせる雰囲気の広告でした。

自律神経失調症、パニック障害、うつ病を改善するといっているのです。

一つの商品が、病気すべてを網羅することはできるのでしょうか?

私は猜疑心をもちながら、広告を眺めていました。

病気を患っている患者さんたちは、毎日毎日症状に悩まされています。

  • 「朝は調子が上がらないので、家事も進まない」
  • 「朝起きれないので学校へ行けない」
  • 「頭痛がひどくて家事ができない」
  • 「動悸が怖くて、バス通勤が怖い」

このような方々に本当に効果がある商品なのだろうか?

私はパニック障害ではありませんが、同じ身体的痛みを持つ緊張性頭痛持ちでもあります。

ですから、非常に興味を持ち、購入しました。

ハズレても「いい経験」だと思っての購入です。

本プログラムは注文後3日ほどで、すぐに手元に届きました(私は沖縄在住なので、本州内であればもっと早く届くと思います)。

箱からは、どのような商品が入っているのかわからないよう、包装には配慮されています。

内容は、「テキスト一冊、DVD、オレンジ色の半筒状の枕」でした。

まず、DVDを見ながら、どのように使用するのかを確認していきました。

内容はすごく易しいものです。

横になって、枕を首にあてて、左右に首を動かす。

簡単な頚部のストレッチをする。

そのほかにも爪もみ療法など、いろいろな治療法を紹介しているので、テキスト自体も参考になりました。(ただ、テキストは文字のサイズなどを考慮したほうがよいと感じています。)

私自身も一通り実践してみました。 ・・・結果は、驚き!!

この商品を購入して、首のストレッチをしたのはちょうど頭痛が起きている時期で、筋肉を柔らかくするお薬や、痛みどめを服用していたのですが、あれから2か月、頭痛が起きたのは軽い頭痛が一度だけ。あとは調子が良いのです。

そして、もう一つは、睡眠時間が短くなっているのにも関わらず、疲れがたまらないのです(!)

そしてなんといっても続けやすい

何も考えなくても、寝る前に枕の上で首を左右に動かすだけ。寝室にそれが置いてあれば、継続性もバッチリです。

様々なストレスがあったり、仕事が多くて睡眠が普段よりも3時間ほど少ないのが、この2か月続いているのですが、調子が良い。

・・調子がいいのはなぜだ??と考えてみました。

金本氏が言う様に、「首のコリを治せば病気は治る」のでしょうか。。

その後の私は首についていろいろ調べてみました。

こういった方法の多くは残念ながらエビデンス(根拠)に乏しいことが多いもので、何か関連するものは?と探してみました。

首への治療が自律神経に効くというエビデンスは?

資料(画像)

(1)和歌山県立医科大学保健看護学部の講師、中納美智保先生(現在は関西医療大学 准教授でいらっしゃるようです)が科研費で研究した面白い報告を紹介します。

後頸部温罨法による生体反応についての基礎的研究-脳血流、血圧、体温の変化-
Physiological Change Resulting from Application of a Hot Compress to the Neck -Cerebral Blood Flow, Blood Pressure, Temperature-

結果:本研究は、後頚部温罨法が及ぼす作用の基礎的研究として成人女性を対象に後頚部温罨法による生体反応(脳血流、血圧、脈拍、深部体温、四肢末梢表面温度)を明らかにすることを目的に実施した。

結果:10分間の後頚部温罨法は、血圧や脳血流などの循環系への影響は少なく、深部体温や手掌・足底などの末梢表面温度を有意に上昇させることが明らかになった。

さらに接触していない肩部の筋硬度値を有意に低下させた.また、四肢末梢冷感の自覚がある成人女性においても同様に深部体温や手掌・足底などの末梢表面温度を有意に上昇させることが検証された。

本研究の結果から後頚部温罨法は、深部体温や四肢末梢表面温度の上昇だけでなく、睡眠導入やリラクセーション効果など介在効果を目的とした看護援助に活用することができると示唆された。

(科研費助成事業データベースより)

上記の研究は、科研費をとっているので、「きちんとした」「正統な」研究です。

いかにして患者さんにリラックスをしてもらえるか?

看護師という専門的立場からよりよい方法を模索し、研究につなげてきたものなのだと思います。

そして結果としては、首への(温熱)刺激は「脳血流や血圧などの循環器への影響は認めなかったが、深部体温、手足が温かくなる」といった変化を認めたのだそうです。

末梢が温まるという結果は、臨床心理学でいうと自律訓練法での「両手があたたかい」に対応していて、リラクセーション効果、つまり副交感神経が優位に働いた、といえます。

そして以下は、東京女子医科大学、加藤京里(2010)先生のデータです。

(2)後頚部温罨法による自律神経活動と快-不快の変化 : 更年期女性3事例からの検討

Changes in Autonomic Nerve Activity and Pleasure-Displeasure during Hot Compresses to the Posterior Region of the Neck : A Case Study of Three Women during Menopause

(要約)

温罨法は自律神経系を整える効果があることが示唆されている。

しか し自律神経の失調が生じやすい更年期の女性に対 して温罨法がどのように心身に働きかけるのかは明 らかになっていない。

本研究では後頚部温罨法を更年期の女性に実施し,同一人物に対して,実施した場合としない場合で自律神経活動の変化を記述することを目的とした。

被験者自身のコ ントロールをもつquasi −experimental pretest −posttest デザインにてデータ収集した。

更年期の女性3名(事例 1〜3)に ,3日にわたり, 後頚部温罨法(約40℃の温熱シートを10分間貼付).コントロール(乾燥タオルの10分間貼付),後頚部温罨法(と同様)の順に実施した。

主観的指標は簡略更年期指数と研究者作成の快一不快 と眠気のス ケール を使用 した。

生理学的指標と して,心拍変動,皮膚電気活動と皮膚温を基準値(20分),後頚部温罨法(10分),安静(20分)の計50分間ベ ッ ド上仰臥位にて測定した。
事例 1 と 3 は,温熱刺激に対する反応とみられる温罨法貼用瞬間の皮膚電気活動や心拍変動の交感神経系の変化 はほとんどみられず,また実験終了時には温罨法をしない場合と 同様に末梢部位の皮膚温が低下した。

これら2事例 は温罨法に対する自律神経の反応が少なく,温熱が身体への刺激とな りにくいことが考えられた。

一方,事例2は,温熱に交感神経が反応するとともに副交感神経の亢進と末梢部位の皮膚温上昇があり,温罨法が身体への快の刺激となったことが示唆された。

(加藤京里 2010 後頚部温罨法による自律神経活動と快-不快の変化 : 更年期女性3事例からの検討 日健医誌 19 (2) p64−69)

加藤先生のデータも看護研究ですが、更年期障害の自律神経の失調に対して、首への刺激がどのような効果をもたらすかを提示しています。

結果は、3名の事例のうち、2人には変化が見られず、1人の患者さんは副交感神経が亢進し、身体へ心地よい刺激となりえた、という結果になりました。

この結果は、首へ(温熱)刺激を与えることで、自律神経に効果的に働くかどうかというのには、個人差があるということを意味します。

全ての人に確実に効果がある、という結果には至らなかったのですね。

(3)また、山梨医科大学紀要という雑誌へ投稿されている論文には、「罨法には,温罨法と冷罨法があり,その作用は,局所のみではなく,循環器系や神経・筋肉系に作用し,中枢 へ伝達されると自律神経系に影響し,全身にも及ぼすと言われている。」と説明していて、罨法が自律神経に作用すると解説してくださっています。
(佐藤みつ子・森 千 鶴・永澤悦伸・清水祐子 1999 頸部冷罨法による生体反応に関する研究 山梨医科大学 第16巻 p15-19)

これらは、首への刺激(温熱、冷熱)が自律神経に作用するということを表しています。

自律神経が乱れている時というのは、多くが交感神経が優位になっていることが多いものです。

そして、それを抑えようとして、連動して副交感神経も亢進します。

交感神経が優位なままでは、身体の休息は図れません。

ですので、リラックスしたいとき、自律神経が乱れていてそれを改善させたいという時には、首に刺激を与えると、良い効果が表れる時があるのですね。

つまり、首への刺激は、自律神経に非常に良い効果をもたらしてくれている!ということです。

これは、金本氏の「首を直せば、すべての症状が消える」という説と一致します

全ての症状とは自律神経症状を指しているからです。

私自身は、今毎晩本プログラムの一部の首のストレッチとリラクセーションとして自律訓練を実践しています。

ぜひ

「眠れない」「動悸がする」「手足がしびれる」「頭痛」「腹痛「肩こり」「腰痛」「顔のほてり」「息切れ」「めまい」「下痢や便秘」「倦怠感」「食欲不振」「発熱」「不安感」「落ち込み」「イライラ」「焦燥感」「集中力の低下」などパニック障害、うつ病、自律神経失調症の自律神経症状で悩まれている方、また、私のように心身症(特に中枢神経系)で困っていらっしゃる方は、本プログラムを使ってみる事をお勧めします。

自律神経失調症・パニック障害改善プログラム

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