パニック障害を自力で治す前に知っておきたい事。自分を認め受け入れる作業をしよう。

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パニック障害を持っている人は、生活するのにこの障害に支障を感じている人が多いです。

疫学調査では、性差としては女性が多く(男性:女性→1:2.5)、生涯有病率は1.5-3.5%と高率であると聞きます。

パニック障害の方々は、一見すると普通に元気に見えるわけです。

しかし、「いつまた不安発作が起きるかわからない」という状況で、常に物事を集中できなかったり楽しめなかったりしています。

「通学や通勤の電車やバスが怖いので、行けていません」と言う人はとても多いわけです。

お仕事以外にも、大好きなライブにも「発作おきるかもしれないから、行けない」といって、趣味活動や活動範囲も狭まっていく・・。

毎日毎日、憂鬱な気分で過ごさざるを得ません。

このような状況が続くことで、二次的に気分がふさぎ込むなどしています。

私はこのような相談があった場合には、その方の大変さや辛さを聴きます

その上で内容を確かめて、「まず、お医者さんに診てもらおう!」と伝えます

しかし、ほしの数程無数にあるサイト・ブログの中で、特に病気体験者や患者さんでこう話す方がいるんです。

「病院行っても無駄だった」

「お薬が効かない」

「何度もドクターショッピングをしてきたので(病院で治らないことは)分かります」etc。

それを個人的な意見だと前置きした上でも、ネットという公の場でそれを話す事についてはデメリットが多いと思っています。

私の立場・バックグラウンドは「カウンセラー」ですから、心も体も、「病気」については病院で治療をしていく必要があると考えています。

悩む男性2(画像)

心身の不調のある人は、毎日毎日すごく悩み苦しんでいます。

「どうしてこんなに割れるように頭が痛いのか」

「なぜ薬が効かないのか」

「どうしたらこの痛みから逃れることができるのか」

悩みは症状だけではありません。

症状が出現する背景には、何らかの心理的ストレッサーにさらされたり、すごく心配性な性格が影響していたり等、その背景は様々です。

そして症状が出現した後、実生活にどのような影響が及ぶかというと、それも様々なんですね。

例えば、子育て中の方が産後にうつを患った場合。

ただでさえ忙しい乳児期の赤ちゃんのお母さん。

うつの状態になれば適切な対応ができるはずがありません。

「大事な赤ちゃんをどうやって育ててれば良いのか?」といった具合で、実生活で生じている様々な問題について悩みを抱えてしまうのが現状なのです。

ですから一概に、「こうすれば治った」と安易に言うのではなく、そこへたどり着くまでのステップを伝えていく事が大切だと思うんです。

辛い症状、忙しい毎日の中で、もしあなたが病院に受診を決意をしたとしたら、私はこう言います。

「良く決断しましたね」「その勇気が素晴らしい」

精神科や心療内科を受診するという事は、目先のことで言えばマイナスが多いように感じてしまうんです。

「症状は我慢してしまえばいい。受診する時間とお金が無駄。なんとかやり過ごせる。」

「病名がついたら、職場に知られるんじゃないか?」

このような目先のデメリット(と感じる部分)です。

しかしながら先ほど伝えたように背景もすべて千差万別。

それを専門家である医師やカウンセラーが噛み砕いて理解し、ご本人にも理解していただいて、(医師から)お薬を出したり、心理療法に繋ぐといった処方をしていくわけです。

そして大事なことは、お薬や心理療法を受けられるということ以前に、「全くの他人である第三者を、あなたの一番デリケートな部分である心の中に立ち入れることを許可すること」です。

「よく決断したね」という意味がお分かりになるでしょう。

医師(画像)

そしてもう一つ。

病院へは行った方が良いという理由。

私は基本的に心身一如の立場にあるので、身体と心は繋がっているという観点でケアをしています。

そして、心の大部分は脳で説明が可能なんです。

「こころの問題」はどうしてもステレオタイプに片付けられがちです。

「気持ちの問題」「意志の問題」として片づけられてしまいます。

「自分が悪いんだ」「みんなと同じように行動できないのがおかしい」と思いがちになるわけです。

そうではなくて、うつ病にしてもパニック障害にしても、そして統合失調症にしても、現代の医療では脳機能異常として研究成果が出ていて、治療が進められているのです。

脳内の神経伝達物質や、ホルモンのバランスなど、崩れてしまった身体の内部の恒常性を保つことによって、改善していきます。

(関連する記事はこちら→うつ病の悪化要因について。薬と副作用の観点から

そういった理由も含めて、医療機関の受診は何はともあれ、周囲の環境調整を行った後にでも一度は受診しているといいのかなと思いました。

そういう理由で「まずは精神科や心療内科に行ってみましょう」と進めているわけです。

医師が出すのは、脳内の神経伝達物質に作用するお薬を出しますので、それによってだいぶ症状が改善していきます。

それをしていただきながら、必要な環境の調整を行うのです。

環境の調整というのは、せっかく薬物での治療をしていても、ストレス場面にずっとさらされていたり、休養を取っていなかったりすれば、症状は回復していきません。

ですから、現在どのような状態に置かれているのかを確認しながら、ストレス源を除去するようにつとめ、しっかり休養をとったり、パニック発作が生じる場面を焦点にして発作を減らす治療を行います。

パニック障害の治療や対策についてはぜひ、その内容と流れをしっかりと理解しておくことが大切だと思います。

余談ですが、医療機関を選ぶ時のチェックポイントとして。

医療機関を選ぶ際には、医師の専門分野をチェックすることをお勧めします。

医師も心理療法を行い、それによって診療報酬医科点数をとっているわけですが、認知行動療法系、精神分析系など、医師の得意とする方法はよく用いられるけど、不得意な方法は取り入れられないからです。

また、3分診療といいますように、医師にゆっくり話を聞いてもらうことを期待してはいけません。

できれば、「心理療法士」「臨床心理士」「カウンセラー」といった職種がいるクリニックを選択すると良いです。

そうすることで必要な時にはカウンセリングを導入してもらうことができます。

それから、この記事を読まれた方はきっと、「じゃあ医師が治せなかったらどうするの?」と思われたと思います。

私は医師だけに頼りましょうと行っている訳では決して有りません。

医師などの専門家からしてもらえることは最大限サポートしていただいた上で、自分でできることを探して欲しいのです。

そして自分でできることとは、例えば家でできるようにリラクセーションの方法を身につけるとか、食事にきをつける、整体などによって身体のケアをすrなどの「セルフケア」の部分です。

セルフケアとは、自分自身で自分の心身をいたわり、健康を管理することを指します。

例えば、パニック障害が起こりにくくなるにはどう生活していけば良いのか。

ストレスを減らすにはどうしたらいいのか。

ストレスを自覚していない場合には、自分の気持ちや心をシンプルに感じるにはどうしたら良いのか。

そういった事は、体験者の方からの口コミやサポート活動から非常に多く情報発信されています。

それらをいろいろと試してみることです。

ただしこれらの多くは方法は知られていても、エビデンス(医学的に効果があると証明した研究データがあること)がないことがあります。

「私には効いた」といっても、研究データとしての確証がなく、エビデンスのレベルが低いんです。

ですから、それはあくまでも「個人の経験レベルで」ということをふまえた上でチャレンジするといいです。

そういったことを積み重ねて、自分にあったセルフケアの方法を見つける事ができます。

見上げた木(画像)

当事者の視点を取り入れるという点では、かくいう私自身、「心身症」を経験しています。

「心身症」と診断をされたわけではありませんが、この数年で病気がいくつか見つかったことと、私自身カウンセラーなので、影響しうる心理的問題も見当がついています。

ですから皆さんが日々感じていらっしゃる病気になったことへの不安については、「共感」がより深いレベルにあると感じています。

私自身の一つの経験談ですが、私はこれまで「自分」に向き合い、自分を認める作業を重ねてきたことや、環境の変化に伴う心理的変化によって症状は以前に比べて緩和されています。

自分自身と向き合い、自分を認める作業を進めるために、お勧めの方法は瞑想です。

心理学の分野で急速に発達してきた「マインドフルネス瞑想」は、例えば不安障害やうつ病、または心身症などに伴う身体的痛みとつき合っていく為の自分の再構築をするのに非常に良い方法です。

瞑想を実践することは、やや意識レベルを下げた状態で自分自身を内省し、自分の中に自然に起こっている出来事を理解し、手放すことができるようになります。

その身体感覚をつかめるようになれれば、自分を受け入れる(自己受容)につながりますし、身体的/精神的症状が和らいでいくことでしょう。

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