あなたの旦那さんや彼女などのパートナーがうつ病、自律神経失調症やパニック障害になった場合のコミュニケーションの方法

fuufu

私たちが悩みごとを抱える時というのは、多くの場合、人間関係の問題を抱えています。

「仕事が進まない」という悩みであっても、「同僚との足並みがそろわない」だったり「上司が明確な指示を出さない」であったりします。

人間関係は、原因としても結果としても問題点としてあがってくるものです。

そして、人と人との関係を良好に維持するためには、どのように意思伝達を行っているかが重要になってきます。

どう接したら良いか

通常の人間関係でも何らかの問題が起きることがありますが、あなたの周りにいる人が病気になってしまった場合、特にあなたにとって重要な相手が自律神経失調症うつ病パニック障害などのメンタル的な問題を抱えてしまった場合には、一番困るのは「どう接したらいいのか」ということではないでしょうか

例えば

「彼女が落ち込んでいる時に、励ましたほうがいいのか?気にしないでといったほうがいいのか?」

悩みどころですよね。

この微妙な違いによって、お互いに溝ができてしまったり、対応に気を遣うあまりに、心が相手から離れていってしまうならば、それは本末転倒というもの。。

一方で気をつけなくてはならないのは、うつ病パニック障害自律神経失調症は身体の不調と心の不調が同時に起こる病気であるため、あまりに配慮がなく声をかけてしまうと、相手を不用意に傷つけてしまうこともあります。

なかなか難しい問題ですよね。

これまで

うつ病パニック障害自律神経失調症の症状について説明をしてきました。

これらの背景を踏まえると、精神的な面では抑うつや不安傾向があることがわかります。

抑うつ的な発言や不安な言葉を言われたとき、私たちは「そんなこと気にするな」と言いたくなります。

落ち込む女性(画像)

 

これは自然な現象です。

抑うつや不安という状態は、健康な人から見るとずっとその状態にいることは大変苦痛なものなのです。

ですから、自分の心理状態を回復させるためにも「そんなことを考えるな」とメッセージを送りたくなるわけです。

つまり、自分自身を回復させるために言っている面もあるわけですね。

しかし、そうはいっても相手は病気になってしまったからそのように健康的な回復ができないわけですから、適切な対応をしていく必要があります。

しかし、相手の話を否定しても、「相手は私をわかってくれない」と言いますし、肯定すれば「やっぱりそうなんだ・・」と思うわけです。

どう伝えても、良い結果に繋がらない・・という事態が起こるわけです。

さて、「抑うつ」というのはどうして起こるのかというと、簡単に言えば悲観的なものの見方をしてしまっているからなんですね。

つまり、肯定的な要素があったとしてもそれを無視する形で、ネガティブな事にとらわれてしまうのです。

特にそれは、自分自身に向いていきます。

どういうことかというと、何らかの心理的な葛藤が起きた時、例えば昼の12時に待ち合わせをしたところ、奥さんが30分遅れてやってきました。

奥さん 「ごめんなさい、車が混んでいて遅れてしまったわ」
旦那 「いいよいいよ。自分もコーヒー飲んで休んでいたし」

このようなやりとりは普通にどこでも見られるやり取りですよね。

頭ごなしに遅れたことを怒ってしまうこともよくないコミュニケーションですが、この旦那さんはこのように常に相手に対して紳士的で怒ることもイライラすることもありませんでした。

このやりとりのどこが気になる点かというと

待たされた旦那さんは、「待たされた」ことで欲求不満状態が起きているはずなんです。

いつも遅刻する奥さんを優しく許すいい夫ともいえるのですが、それでは夫はこの怒りをどこに向けているのでしょう?

  • 「自分が我慢すれば問題はなくなる」
  • 「奥さんが遅れてしまったのは、自分がちゃんと時間を伝えなかったからだ」
  • 「時間は自分が調整すればなんとかなるもの」

といったように、自分の気持ちを抑制し後回しにする癖がついているわけです。

これは、常に自分の感情を抑制し、その他を優先するという意識や態度から生まれるもので、ひいてはなんでも「自分の責任に帰す」ことが多いわけです。

典型的なのが②の「奥さんが遅れてしまったのは、自分がちゃんと時間を伝えなかったからだ」という言葉からは、常に物事の結果は自分を経由していて、自分にいつも責任があると思っている節があります。

その結果、過去におきた出来事については「自分がこうしなかったのが悪い」「ああしなかったのが悪い」とマイナスに考えてしまいがちです。

一方、不安になりやすい方に対しては、「先のこと、未来のこと」について考え方がネガティブになりやすいという特徴があります。

  • 「もし〇〇になったらどうしよう」
  • 「もし△△になったら××できないかもしれない」

など、起こるか起こらないかわからないことについてあれこれと長いこと考え込んでしまう癖があります。

そして、多くの場合「こんなこと、起きてみないとわからないじゃない」「なってから考えたらいいんだよ」「対策立ててるから大丈夫」なんていう慰めは、マイナスに働きます。

  • 「みんな、人のことだと思って軽く考えているんだ」
  • 「自分の不安な気持ちなんてわかるはずがない」
  • 「どうせ他人事なんでしょう」

相手のことを思いやるがゆえにかけた言葉かけが、思わぬ形で尾を引いて、行き違いが起こり、こうした溝がうまれる恐れがあります。

ですから、自律神経失調症やパニック障害がある方へ接する場合、特に注意をしてほしいのは上記の場面での返事の仕方です。

「そうなのね。〇〇になったらと心配なのね」

「もし××になったらと思うと不安だよね」

とか

「あの時のことを色々と後悔しているのね」

「〇〇については自分を責めているのね」

など、「おうむ返し」「感情の明確化」「要約」の技法を使うと良いでしょう。

カウンセリング的な技法を使う

おうむ返しは、相手が話したことを繰り返すことです。

そのまま繰り返すと「ばかにしてる?」って勘違いされてしまいますので、ちゃんと気持ちを込めて、ニュアンスを少し変えながら伝えます。

感情の明確化」は、「後悔している」など、相手が言語化していない相手の感情状態を言語になおして伝える方法です。

それによって「ああ、自分っていま後悔しているんだな」ってわかります。

それが、感情の処理につながるのです。

最後に要約は、相手が話したことを完結にまとめて、こういうことを考えているのね、と伝えることです。

これによって、「あの人は私の気持ちをわかってくれない」というズレは解消されます。

いずれも、心を込めて、相手を思いやっている気持ちが伝わるように表現することが大切です。

具体的なコミュニケーションの方法とは

恋人同士の海(画像)

 

さて、次に様々な場面で応用のきく、汎用性の高い良いコミュニケーションの仕方についてお話をしていきたいと思います。

人は、病気があってもなくても、対人関係の問題で悩むものだと先ほどお伝えしました。

というのは、人はそれぞれ育った環境も違えば、違った素質を持っています。

兄弟姉妹の数だって違うし住んでいる地域性も違います。

そのような中では、「価値観」が違うということが当たり前のように起こります。

結婚する男女も最初はまったく違った生活環境で育った二人が一つ屋根の下で暮らしていくわけですから大変な作業です。

まず、前提として、価値観、考え方が違う二人はいつかどこかで必ずぶつかるものだと認識をしましょう。

その上で、私たちはそのズレを埋める作業をしなくてはなりません

どんな時にうれしい気持ちになりますか?

なんて言ってもらうと嬉しいですか?

相手にはどのように接してほしいですか?

相手がどのように接してほしいと望んでいるか知っていますか?

私たちはともに長く生活を始めると、「わかったつもり」になってしまいがちです。

そのわかったつもりが暴走しないように、常にコミュニケーションをとって埋め合わせをしなくてはなりません

例えば、ある男女が結婚生活について

夫「女は家庭に入って家族の世話をするべきだ」

妻「今は女性も仕事をしながら家事をこなしている。共働きが主流なのだから家のことは分担するべきだ」

という二人がいたとします。

どう見ても、今の状態では価値が合わないようですよね。

このズレを解消するためには、まず「相手に期待することをどれだけ変えることができるか」をしっかり検討することが大切です。

夫が妻へ求めること、妻が夫へ求めることをそれぞれ相手の状態に近づけて、妥協案をさぐるわけです。

その時に、お互いが平行線で話し合っていてはどうにもなりません。

それはそのうち、行き詰まりとなり、

「もう言っても仕方がない」

「話し合う価値がない」

と思えます。

ですから、少しずつ近づけていくわけです。

この作業は「折衝」といいますね。

例えば、パニック障害で休職中の夫と妻との関係で、妻は夫にもう少し家事を手伝ってほしいと思っている場合

夫「療養中なのだから、早く復帰できるように何にもしたくない」

妻「少しずつ良くなってきているのだから、ちょっとずつ何かを始めたほうがいいと思う」

という場合

妻「医師にもだいぶ症状は良くなってきているので普段の生活に戻していきましょうという話がありました。

私も早く良くなって欲しいと思っていますが、焦らずにできればいいなと思います。

まず何か一つずつでもいいからあなたがやれることを考えてみない?

と言うと、いかがですか?

夫「うーん、まずは何ができるかな?」と考える機会になります。

その過程を経て、

夫「じゃあ、まずは洗い物はやれるかもしれないから、できない日もあるかもしれないけどやってみよう」

となるかもしれません。

何事も、伝え方一つで相手がイエスと言ったりノーと言ったりするのです。

まずは相手と自分の価値観のズレを妥協案を出し合いながら、考えさせながら進めていけば、ぶつかったり、平行線で悩まされたりすることも減るのではないでしょうか。

上記は、相手への期待を変え、完璧を求める表現(家事を手伝う)ではなく、できることを模索した表現になっています。

この小さな違いで、お互いストレスなく、コミュニケーションが進むのです。

さらに、具体的な対処方法をご紹介します。

まずは、ズレているコミュニケーションの原因を探します。

相手へ過剰な期待をしているのか?

相手が自分に過剰な期待をしているのか?

それを判明させ、片づけるべきことの優先順位を検討していきます。

そして、以下に気を付けると良いでしょう。

相手の考えや気持ちを思いこまないこと

愛想付かす女性(画像)

 

「彼はきっと私のことを嫌いになったにちがいない」とか「彼は私のことを迷惑だって思っているに違いない」といったことは多くの場合、その根拠を確認していないことが多いのです。
「だって、私の行動を見たらそう思うでしょう?」

「こんなに無能な自分なんだから誰だってそう思うだろう」

といった自分の思い込みによるものが多いです。

ですから、そのような時には「相手はどう思っているのか?」をきちんと言葉で確認することが大切です。

「私の言いたいことはわかっているはず」

これも長年夫婦をしているとよくある考えの一つです。

「私がいつも寝込んでいるのを見れば、私が落ち込んでいるのを気づいているはず」

「私がテレビを見る元気もないのを見ているので、仕事に行けないことは伝わっているはず」

という、こちらも思い込みの一つです。

この思い込みの問題点は、自分の気持ちをストレートに表現していないのに、伝えた気になってしまい、それでひとりでに落ち込む・・というものです。

相手にはちゃんと自分の真意が伝わったのか?

「どう伝わったのか?」が大切であり、自分のあいまいな態度や表現では、誤解をうみます

相手に誤解させないように、直接的な表現を使用すること

最後に、日本人は直接的な表現を好まず、間接的に伝えたり、空気を読んだり読ませたりすることが慣習としてあります。

それによって、誤解をうむことがあります。

例えば療養中の夫がお薬の量が減って、よく出かけるようになり、起きている時間も増え、病気も快方に向かっていると医師に聞いているので、少しでも家事を手伝ってほしいと思っているとします。

妻は仕事から帰って食事の準備で忙しくしています。リビングでテレビを見ている夫に気づいてほしくて、「今日は疲れたなぁ」と言ったり、「何しているの?」と聞いたりして、なんとか自分が疲れていることをアピールしたり、こちらに関心を向けさせようとしています。しかしこれでは「家事を手伝う」という目的を果たすことができるのかどうかわかりません。

「最近、よく外出するね」

と遠回しに言っても、嫌味を言われていると勘違いしたりします。

ですから、「もし、体調が良ければ手伝ってほしいんだけどどうかな」と直接的な表現で相手に伝えることが大切です。

このように、コミュニケーションの方法を変えていくことで、対人関係上でのズレも少しずつ解消されていきます。

今回の記事はお役にたてましたでしょうか?

もし、今回の記事を読んで感想や分からない事などありましたら、下記のフォームより私にお伝え下さい。

些細な事でも構いません。

おそらく、あなたが抱いた疑問は、これからこの記事を読む方も抱く疑問です。

そういった疑問を1つ1つ解決していきます。

コメントして頂ければ気づき次第、すぐに回答いたします。


このブログ(ちむえき)について・・・

私のメルマガでは以下の事について解説しています。

・心身の症状が軽くして、家事をラクに済ませる方法

・職場へ足を向ける事すら辛くなっていた気持ちが、すーっと消えるトレーニング方法

・うつの症状が辛く、何もやる気がおきなかったのに、明るい気分になり、やる気がみなぎる生活習慣

・パニック発作が起きるのが恐くて、業務もできずに、自信がなくなっていたのが、発作を恐れず、業務に集中できるようになる思考法

・病院へ通院しているにもかかわらず良くならなかった様々な心身の症状が改善する方法

・家族に自分の症状を理解してもらうことができ、「自分は一人ではない」と思える心理学的テクニック

・病院で治療を続け、治る見通しがたたずに歯がゆかったのが、安心して先を見通せるようになる方法

・自分は病気なんだ・・と思うだけでとても辛かった気持ちがラクになるテクニック

・車や電車に乗れるようになり、行動範囲も広がり、人付き合いが又楽しくなるほどに自分が変化する方法

・夜になると自然と眠りに誘われ、熟眠感を得るトレーニング方法

・病院では「原因不明」とか「自律神経の乱れです」と言われ、なす術がないと思い辛かった心身の症状への対処法

・周囲の人に率直な思いを伝えられるようになり、周囲から「良い人」と思われなくても不安にならないでいられる心理学的テクニック

・経済的な自立のために自分ができることをし、社会にとって役立つ人間であると再確認する方法

・朝、気分良くすっきりと目が覚めるテクニック

私のメルマガではこのようなことを解説しています。

興味がある場合は、以下のフォームより私のメルマガへご登録ください。

只今、メルマガと合わせて読む事で、より効果が得られるカウンセリング教科書も無料でプレゼントしています。



※ご登録いただいた「メールアドレス」は、個人情報の観点により、プライバシーは完全にお守りいたします。

サブコンテンツ

このページの先頭へ